カタール・ドーハで行われているITTF世界卓球選手権大会女子シングルス4回戦で、世界ランキング1位の中国の孫穎莎(スン・インシャー)が同10位の韓国のシン・ユビンを4-2で破り、準々決勝進出を決めた。
22日の試合、孫は第1ゲームを幸先よく11-8で奪う。
孫は試合後のインタビューで「大変な試合だった。シン・ユビンのパフォーマンスはすごく良かった。(パリ)五輪が終わってから1年足らずで実力をかなり上げている。第5ゲームに7-4から10-9に追い上げられた時は、やはり少し焦りが出た。でも第6ゲームの6-10の時は、自分の気持ちは落ち着いてきて、おそらくあの時はシン・ユビンの方が焦っていたんじゃないかと思う。試合というのはこのように一瞬で状況が大きく変わる」と振り返った。
また、中国メディアの別のインタビューでは「第6ゲームで6-10とリードされていたのを逆転できたのは、やはり少し運が良かった面もある。今日のシン・ユビンはスピード、最初の3球、粘り強さ、どれも素晴らしかった」と相手をたたえた。
中国のファンからは「第6ゲームはカッコ良すぎた」「すごすぎる。ゲームポイントを握られてからの6連続ポイント。この強心臓ぶり」といった声が上がる一方、過去に孫が過密日程から不調に陥ったことを挙げ、ITTFに複数種目の日程が密集しないよう調整を求める声も少なくなかった。
なお、孫は23日の準々決勝で世界ランク8位の大藤沙月と対戦する(翻訳・編集/北田)