中国発電大手の国家電力投資集団(国家電投)が8月4日に明らかにしたところによると、中国東部の山東省で建設中の海陽原子力発電所3号機では大型モジュールの吊り上げ据え付け作業がすべて終了し、全面的な設置と調整の段階に入ったとのことです。

海陽原子力発電3、4号機は2021年から2025年を対象とする中国の第14次五カ年計画の重点プロジェクトです。

今回据え付けられたモジュールは全体が円筒形で、原子炉建屋の最上部に設置され、吊り上げ総重量は約419トンです。3号機および同時に建設中の4号機はいずれも独自設計の国産化技術を採用しており、2027年に全面的に稼働すれば、4台の発電ユニットの年間発電量は400億キロワット時に達し、山東省住民の生活電力需要の半分を満たすことができます。隣接する5号機と6号機は今年4月に認可を受けており、すべてが完成すれば、海陽原子力発電所は二酸化炭素の削減効果が顕著であるだけでなく、強大な熱供給能力も併せ持ちます。(提供/CRI)

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