カンボジアで中国人の男女2人が殺害された事件について、現地で逮捕された7人の容疑者がいずれも中国人の男だったことが分かった。中国メディアの南方都市報が4日に報じた。
シアヌークビル州の州都・シアヌークビル市のホテルで今月18日、いずれも中国籍の39歳男性と43歳女性が行方不明となった。2人は5日後の23日に280キロ離れたカンダル州の川で遺体で発見された。
記事によると、現地警察は7月31日に3人、8月2日に4人の計7人を逮捕した。7人はいずれも中国籍の男で、6人の年齢は32~48歳、1人は年齢不祥。現地警察は事件についてさらに詳しい調べを進めている。
中国のネットユーザーからは「最初にニュースを見た時、犯人は中国人じゃないかと思ったけど、まさか本当にそうだったとは」「どうりで海外に出たら同胞に気を付けろと言われるわけだ」「外敵は怖くない。内なる敵が一番怖い」「中国人が中国人を陥れさえしなければ、世界はもっと平和になる」といった声が上がった。
また、「最近、古い友人から電話がかかってきて『東南アジアで大きな商売がある。50万元(約1000万円)は渡せる』と言って誘ってきた。私は一服して、相手が言う大きな商売って私自身のことなんじゃないかと思った」「貧しいことは何でもない。海外で大もうけしようなんて絶対に思わない方がいい」「東南アジアは中国の下水道。下層の人々が流れていく。