中国国内で実施されている家電の買い替え政策により、関連商品の売上高が7月25日の時点で3兆元(約62兆円)を上回り、延べ4億3000万人が恩恵を受けました。大型家電がますます人気を集めているのは、中国各地の買い替えで出現した新たな家電消費のトレンドです。

家電売り場の責任者は、「政策実施後、販売量は例年に比べ倍増した。大型テレビ、壁と一体化する大型のビルトイン冷蔵庫、洗濯乾燥機、浄水装置など生活の質を向上させる家電の販売量が約20%増えた」と紹介しました。

データによると、今年上半期の家電市場はアップグレードが加速し、「大型、大容量」の家電製品が消費者から歓迎されたことが分かりました。販売台数の伸び率を見ると、98インチ以上の大型テレビは43%、消臭除菌効果のある550リットル以上の冷蔵庫は89%となりました。またスマート家電も新たな人気となっています。今年上半期、販売価格が5000元(約10万3000円)以上のエアコンのうち、AI機能付き製品の販売台数は前年同期比60%増となりました。同様にキッチン家電のAI機能付きレンジフードセットは同76.7%増、掃除用ロボットは同92.5%増を記録しました。

買い替え政策は販売量の増加をけん引するだけでなく、上流製造企業のアップグレードと改良を促進し、消費者と生産者が良好な相互作用を形成しました。中国商務部のデータによると、1000万台を超える中古電動自転車は国家の最新基準に合致する新しい車両に交換され、鉛バッテリー搭載車が全体の87.5%を占めていることから、安全性がより高くなったとのことです。(提供/CRI)

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