中国財政部の関係責任者はこのほど、S&Pグローバルが中国の長期信用格付けと展望を維持したことについての取材に対して、「S&Pグローバルが中国の長期ソブリン信用格付けと展望の安定を維持する決定を下したことをうれしく思う。S&Pグローバルのリポートは、中国経済の成長の強靭(きょうじん)性と債務管理の有効性を高く評価した。
同責任者は、「2025年上半期の主要経済指標は予想を上回った。中国経済の成長率は昨年通年より0.3ポイント上昇して5.3%に達した。国際通貨基金(IMF)はこのほど、2025年の中国経済の成長率の予想値を4月の予想から0.8ポイント上方修正して4.8%にした。下半期には雇用の安定、企業の安定、市場の安定、期待の安定に力を入れ、国内と国際のダブル循環を促進し、通年の経済社会の発展目標の達成に取り組む」と述べた上で、「中国は今後、経済発展の内生的原動力を引き続き強化し、国内外の情勢の変化に応じて政策での準備を適時に研究して動態的に調整し、経済を持続的かつ安定して好転させていくことを確保する」と強調しました。(提供/CRI)