中国・遼寧省瀋陽市の猫カフェで女が子猫を虐待して4匹を殺害した騒動で、女が前日にも別の猫カフェで同様の行為に及んでいたことが分かった。中国メディアの中国新聞週刊が「猫カフェで猫を虐待して死なせた女に常習犯との指摘」と題し、7日に報じた。
報道によると、8月3日、女は遼寧省瀋陽市のとある猫カフェの個室に入り、中にいた子猫をたたいたり、床に投げつけたりするなどの暴行を加えた。こうした行為は約30分間に及んだといい、最終的に子猫4匹が死亡、2匹が重傷を負った。女は「今日は(自分の)気分が悪かったから」と話したという。
一方、中国新聞週刊などによると、市内にある別の猫カフェの店主・白(バイ)さんは、女が前日の2日に店にやって来て同様の行為に及んだと証言した。女は猫の頭を猫じゃらしでたたいたり、猫を投げつけたり、首をねじったりする虐待行為をスタッフに発見され、店を追い出されたという。
3日に被害を受けた猫カフェの店主・葉(イエ)さんは「彼女は毎日違う場所で猫を虐待しているようだ。これまで生きてきて、こんなにひどい人間を見たことがない。徹底的に戦う」とし、法的措置を取る意向を示している。葉さんによると、店内の多くの猫がストレス反応を示しており、店は営業を一時停止しているという。
中国のネットユーザーからは「あとどれだけの血が流れれば、『反動物虐待法』は制定されるのか」「(動物を保護する)法律をつくらないとこういう行為は永遠になくならない」「今すぐ立法を。動物を虐待する者は同じ目に遭わせてほしい」といった声が上がっている。(翻訳・編集/北田)