中国では広い範囲で高温多湿の天気が続いていることで、電力使用量が増加の一途をたどっています。中国の送配電事業大手、国家電網の経営区域の電力負荷は8月4日から3日連続で過去最高を更新し、最大負荷は12億3300万キロワットに達し、昨年のピークより5300万キロワット増加しました。

今年は夏に入ってから、国家電網の電力負荷は5回にわたり過去最高を更新しています。8月1日時点で、東部の江蘇省や山東省、南部の広東省など19の省・自治区・直轄市の電力網の負荷は合計46回も過去最高を記録しました。

うち、江蘇省の電力網の負荷は今夏初めて1億5000万キロワットを突破し、春季の平均より約4000万キロワット増加しており、負荷の増加分の約9割がクーラーの使用によるものでした。また、7月3日の山東省の電力網の電力負荷は約1億1500万キロワットに達して今夏初めて過去最高を記録し、昨年夏のピークより31万キロワット増加しました。ピークの更新は昨年より1カ月早かったということです。(提供/CRI)

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