中国東部の山東省煙台港でこのほど、長さ153メートル、重さ83.5トンの洋上風力発電用ブレード3枚が船積みされ、試験基地に運ばれました。船積みの際につり上げる風力発電用ブレードとしては、世界でラインオフしたブレードの中で最長となりました。

このブレードは中国の企業が26メガワット級洋上風力発電ユニットのために開発したものです。従来製品より厚く、鈍角の後縁と高性能な翼型を持つデザインを採用しています。すでに開発メーカーの試験台で実施された静的試験に合格し、さまざまな性能指標はいずれも国際基準に合致し、構造の安全性が検証済みです。今後は試験基地で疲労試験を実施する予定です。

煙台港では、今回の船積みのためにつり上げと輸送のプランを事前に作成し、港内での集荷、保存、船積み、固定までの全過程グリーンチャンネルを構築しました。船積みの過程では、2台のクレーン車による同時作業を採用し、船積みを順調に完了したとのことです。(提供/CRI)

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