中国初となる気象レーダーを搭載した洋上変電所の設置作業がこのほど、東部の洋上風力発電プロジェクトで完了しました。この施設は、海洋気象の精密観測と洋上風力発電所の効率的な運転の連動を実現し、洋上クリーンエネルギー開発の新たなモデルを提供します。

洋上変電所は洋上風力プロジェクトの「心臓部」に例えられ、洋上の風力タービンと陸上の集中制御センターを結ぶ中継点として、電力伝送と情報交換を担います。今回は「共同設計、同時施工、全体つり上げ」モデルを採用し、気象レーダーと洋上変電所を一体化させることで、気象レーダーの建設コストを30%削減し、工期を50%短縮しました。

この洋上気象レーダーは、二偏波Sバンド技術を採用し、62.5メートルの高解像度観測能力を有し、半径230キロの海域を監視でき、洋上風力発電、海洋漁業、海上輸送における気象災害の早期警報などで役割を果たします。(提供/CRI)

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