今年の夏休みの帰省・旅行に伴う鉄道輸送体制「暑運」期間中、新テクノロジーが自動車による移動をさらに便利にしている。例えば、超急速充電が登場したことで、多くの新エネ車のオーナーの充電をめぐる不安が解消されている。

北京市と雲南省昆明市を結ぶ「京昆高速道路」のあるサービスエリアには、電気自転車(EV)用のスーパー充電スタンドが設置されている。その急速充電を利用すると、わずか30分でバッテリー残量80%まで充電することができる。

1秒で走行距離1キロ分の充電可能な超急速充電が登場―中国

さらに、超急速充電を利用することもでき、比較的新しいモデルのEVで、バッテリーと充電プロトコルが適合していれば、1秒で走行距離1キロ分の充電することができる。つまり、10分間充電すれば500~600キロ走行することができる。

中国各地で今、急速充電スタンドやスーパー充電スタンドの建設が急ピッチで進められている。中国国家発展改革委員会や国家エネルギー局を含む当局が先頃共同で発表した「高出力の充電施設の理にかなった計画・建設を促進することに関する通知」は、2027年末をめどに中国全土においてチャージングガンの出力が250kW以上の高出力充電施設10万台以上の設置を目指すとしている。

また、一部の地域では試行地を設定してモバイル充電スタンドを設置し、事前予約しておけば、自動車のところまで来て充電してくれるサービスを実施する計画だ。つまり、「人が充電ポール探す」から「ポールが人を探す」への変化を実現させることで、新エネ車のオーナーの移動中の充電を巡る不安が解消されると期待されている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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