ケンタッキーフライドチキン(KFC)やピザハットを運営するヤム・チャイナは第2四半期(4~6月)の営業利益率が10.9%と過去2番目の四半期高水準を記録した。デフレ圧力下でもコスト抑制と運営効率化、デジタル強化が下支えとなった。
王者、挑戦者、急伸組
ヤム・チャイナは6月末で総店舗1万6978店(うちKFCが1万2238店)と中国最大のネットワークを形成し、低線級都市まで広く展開している。
マクドナルドは25年に約1000店を新規出店し、28年に1万店体制を目標に加速中だ。
こうした中、サブウェイは8日に中国1000号店へ到達し、出店ペースの勾配で存在感を高めた。
一方、バーガーキングは1474店規模にとどまり、親会社RBIが約1億5800万ドルで中国事業を実質掌握するなど再編局面にある。
勝ち筋の方程式は現地化×供給網×デジタル
勝ち組に共通するのは3点だ。
第一に現地化。KFCは朝食や鶏メニューの中華アレンジで裾野を拡大した。
第二に供給網。広域を支える調達・物流の厚みが多店舗の立ち上げ速度を決める。
第三にデジタル。ヤム・チャイナはデリバリーが会社売上の約45%、デジタル注文比率94%と注文、会員、販促を深く組み込んで回転率と客単価を底上げしている。
サブウェイ急伸の背景
サブウェイの伸長は一過性ではない。FRSとの20年で約4000店のマスターフランチャイズ契約が、立地獲得と投資配分を一元化し、開発を加速している。トップは「年300~500店がベースライン」と語り、8月の1000号店到達で拡大量産の体制を示した。商品は「健康×カスタマイズ」で差別化し、デジタル・宅配との親和性も高い。

バーガーキングの課題
バーガーキングの店舗数は1474店にとどまり、RBIが約1億5800万ドルでほぼ全持分を取得して立て直しを図る。今後は資本耐性、供給網、差別化命題の再設計が不可欠で、値引き依存からの脱却と体験価値の再構築が問われる。(提供/邦人NAVI-WeChat公式アカウント・編集/耕雲)