東京・銀座で地べたに座る外国人観光客のマナーが物議を醸しているとの日本の報道が、中国や台湾で注目を集めている。

テレビ朝日の番組「グッド!モーニング」は12日、銀座の路上や店舗前に座り込む外国人観光客らを「地べた族」として紹介。

路肩に腰を下ろして靴を脱いでいる外国人女性の姿も見られ、こうした光景に日本人からは「ちょっと(見ていて)嫌。汚らしい」「座って(物を)食べるような所ではない」「文化の違いなのかもしれない」といった声が上がった。

一方、外国人からは「知らなかった。欧州では道に座ることもあるが、日本にいるから、日本の文化を尊重しなければいけない」「足がとても痛い。ベンチがあったらうれしい」といった声が上がった。番組によると、警察は「銀座は商店街や街の方が景観やブランディングを大切にしているエリアなので、ベンチ設置は難しい」との見方を示したという。

この報道が中国のSNS上で紹介されると、中国のネットユーザーからは「どうりで日本人は白髪が多いわけだ。明文化されていないルールが多すぎて、外出するたびにビクビクしなければいけない」「日本は本当に抑圧的だ」「また外国人のせいにし始めた」「日本人の素養だって大したことないくせに、あれがだめだこれがだめだとよく言うわ」「(コンビニの前で寝転がる日本の男性の写真をアップして)はい?」など、反発の声が上がった。

また、「こういう時は(外国人を映す映像は)盗撮は違法だって言わないんだな」「これはまさしく盗撮だろう。盗撮しておいて裏でこそこそ自分たちが正しいと言うなんてクソだな」といった声や、「日本人は自分たちがどれだけ靴を脱ぐのが好きか、自分で理解していないのか」「日本人だってよく靴を脱ぐだろう。特に長距離バスや飛行機の中で。そっちの方が理解できない」といった声、「日本はまさに座れる場所がない。

座りたかったらカフェに行くしかないが、カフェはいつも満席」「ベンチを設置すべきだと思う」といった声も見られた。

このほか、同番組の報道の仕方に対する批判もあったが、「ニュースという点では(この報道は)普通だと思う。日本人、外国人、警察のいずれにも話を聞き、解決が難しいという事実を述べている。インタビューした人を非難したわけでもなく、インタビューされた人も『良くなかった』と理解している。対立を引き起こすようなものでもない」と冷静に受け止めるコメントも寄せられた。

台湾メディアの中時新聞網は、テレビ朝日の報道を紹介しつつ「問題は小さくない」と言及。日本のSNS上では、路上だけでなく建物の階段や踊り場などでも外国人が座り込んでいる映像が多数投稿されていることを紹介。「最近は路上で飲食をする人が増え、ごみが散乱している」「東京だけでなく、JR京都駅前の広場にも地面に座り込む観光客が大勢いる」といった事例も相次いで報告されていると伝えた。

一方で、「日本の街中には気軽に座れる場所が少ないのも事実で、特に高齢者にとっては不便」「銀座などの繁華街ではカフェはいつも満席で、観光客が休める場所がないのも事実」「店舗への出入りや歩行者の通行を妨げないのであれば、ある程度は許容してもいいのではないか」など、日本のユーザーから一定の理解を示す声も出ていることを伝えている。(翻訳・編集/北田)

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