デジタル版は4月16日にPlay It Again Samよりリリースされ、限定アナログ盤も発売される。このアナログ盤のB面には、トム・ウェイツによる皮肉を込めたスポークン・ワード作品「The Fly」が収録される。また、今作はトム・ウェイツの息子、ケイシー・ウェイツもボーカルで参加している。マッシヴ・アタックは、SpotifyのCEOであるダニエル・エクが、AIや軍事用ドローン技術を開発する企業(Helsing)に多額の投資を行っていることに強く反発しており、今作もSpotifyでは配信されていない。
4月16日には、バンドのデジタル・プラットフォームにて映像作品も初公開される。アメリカ人フォトアーティストのザ・ファイナル・アイと共同制作されたこのモンタージュ映像は、ICE(移民税関捜査局)による摘発や国家の権威主義への反対運動など、現代アメリカの極めて重要な局面を強烈に描き出している。映像内では、ACLU(アメリカ自由人権協会)やアメリカ移民評議会などの統計データや調査結果が引用されており、社会的なメッセージ性の強い内容となっている。
今回のコラボレーションにあたり、マッシヴ・アタックは次のようにコメントを寄せている。
「トムのような偉大さ、独創性、誠実さを兼ね備えたアーティストとコラボレーションできたことは、キャリアにおける大きな名誉だ。しかし、この楽曲が世に出る現在は、混沌とした状況にある。西半球全体で、国家の権威主義と警察の軍事化が、ネオ・ファシズム的な政治と再び結びつきつつある。アメリカ国内の非常事態、そして国内外の状況を鑑みると、この楽曲には、冷酷な衝動と見捨てられた精神の鼓動が宿っている」
対するトム・ウェイツは、以下のように語っている。
「何年も前のある日、マッシヴ・アタックからのコラボレーションの誘いを受けた。ずいぶん昔のことだが、俺たちは彼らに『Boots on the Ground』を送った。リリースが長引いたことなど、俺は一度も気にしていなかった。今日という日も、人類のあらゆる『昨日』と同様に、この曲が決して色あせることはないことを保証している。人間の失態と愚行は、ハエたちにとってはごちそうだ。だからこそ、マッシヴ・アタックの近々リリースされる12インチのBサイド『The Fly』には、この羽のある厄介者への俺の賛辞が収録されている」
また、環境負荷の削減に取り組むマッシヴ・アタックは、今作のアナログ盤において革新的な試みを導入した。グッド・ネイバー社と提携し、従来のPVCに代わり100%再生PETを使用した「EcoSonic」仕様のレコードを製造。エネルギー効率の高い射出成形プロセスを採用し、パッケージも100%再生紙や再生ポリエチレンを使用するなど、レコード製造における大きな転換点を目指している。
マッシヴ・アタックは、6月のプリマヴェーラや7月のフジロックなど、今夏のフェスにヘッドライナーとして出演することが決まっており、その前後にもさらなるリリースが予定されている。
マッシヴ・アタック&トム・ウェイツ)
『Boots on the Ground』
発売日:2026年4月16日(木) ※世界同時発売
フォーマット:12インチ・アナログ盤(国内流通仕様)
発売元:ビッグ・ナッシング/ウルトラ・ヴァイヴ
SIDE A Boots on the Ground - Massive Attack and Tom Waits
SIDE B The Fly - Tom Waits
マッシヴ・アタック日本公式サイト:https://bignothing.net/massiveattack.html
FUJI ROCK FESTIVAL '26
2026年7月24日(金)~26日(日)新潟・苗場スキー場
※マッシヴ・アタックは7月26日(日)出演
公式サイト:https://fujirockfestival.com/
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