今週末は、この映画に胸アツ!映画『スマッシング・マシーン』は、挫折からの再生ストーリーがドラマチック!

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ここ数年、日本を舞台にした海外の作品が、ますますリアリティにこだわるようになってきた。しっかり日本ロケを行い、なおかつ描かれる時代も、日本人が観ても違和感なく再現される。
その点で申し分ない仕上がりになったのが本作だ。

総合格闘技イベント、『PRIDE』(プライド)。1990年代後半から2000年代前半にかけ、世界最高峰の強者たちが日本に集結し、リングで激突。社会現象とも呼べるブームを作った。その『PRIDE』の初期に“霊長類ヒト科最強の男”という異名で人気を集めたのが、アメリカの格闘家、マーク・ケアー。『PRIDE』参戦の裏で、彼はどんな運命を強いられたのか……。その真実に迫るうえで、これ以上ないキャスティングが実現した。マーク役のドウェイン・ジョンソンだ。ハリウッドを代表するアクションスターのドウェインは、“ザ・ロック”のリングネームで知られたプロレスラー。フィジカル面で格闘家を演じるには最適。そして本作は、マーク・ケアーが鎮痛剤の依存症に苦しむドラマにもフォーカスするので、演技力も必要とされる。“俳優”ドウェインが、キャリアの集大成と言ってもいい執念で挑み、成功したことは、誰の目にも明らか!

リアリティということでまず驚くのは、ドウェインを当時のマーク・ケアーそっくりに変身させた特殊メイク。
すでにオスカー2回受賞のカズ・ヒロ(日本出身で現在はアメリカ国籍)が担当し、そのあまりに自然な仕上がりにプロの技術を実感。カズ・ヒロは本作で6度目のオスカーノミネートを果たした。そしてもうひとつのリアルは、1990年代末の日本の風景。さすがに『PRIDE』が開催された東京ドームでは撮影していないものの、会場内外や登場人物たちの“雰囲気”が、まさにあの時代そのもの。ギターを鳴らして国歌斉唱する布袋寅泰や、ライバル選手を演じる柔道金メダリストの格闘家、石井慧ら日本人キャストも、そのリアリティに貢献する。当然ながら、リング上の戦いは本物感が満点。ドキュメンタリーのような映像は狙いどおりで、試合に負けて泣く弱さや、周囲に迷惑ばかりかける性格の面倒くささなど、一流格闘家の素顔も浮き彫りになっていく。生々しいからこそ、挫折からの再生がドラマチック!

『スマッシング・マシーン』5月15日より公開
監督・脚本/ベニー・サフディ 出演/ドウェイン・ジョンソン、エミリー・ブラント、ライアン・ベイダー、バス・ルッテン、オレクサンドル・ウシク、大沢たかお、石井慧、光浦靖子、布袋寅泰 配給/ハピネットファントム・スタジオ
2025年/アメリカ/上映時間123分

 

文=斉藤博昭 text:Hiroaki Saito
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