ワクチンの日本からの提供に感謝の声が上がっている台湾だが、台北動物園で一風変わった感謝の作品が作成され、話題になっている。台湾メディア連合新聞網が伝えた。


 その作品は、日本、アメリカ、リトアニアの国旗の模様をした氷。暑さが続く時期に、寒冷地の動物達が涼めるようにと氷が準備されているが、その氷にフルーツを並べて凍らせることで、日本やアメリカの国旗のデザインにしているのだ。

 日本の国旗は、剥いてあるりんごの中に赤いトマトを入れ、凍らせることで、「日の丸」の旗にしている。動物園は「ワクチンを提供してくれた3カ国への感謝の気持ちを込めてこの氷を作った」と述べ、「動物たちにも涼みながら楽しんでもらいたい」とコメントしている。園内では、ツキノワグマなどの動物たちに氷が配られ、氷をうれしそうにかじる様子が観察されている。

 コロナ禍で園内の動物たちへのお世話のスタッフを確保するのが難しい中、台北動物園では適切な人員配置を行っている。その結果、動物たちの氷を作成するプロセスが通常より短縮したこともあり、今回のような「オーダーメイドの氷」の作成が実現したとのこと。

 今回の日本からのワクチンの提供は、台湾でも様々なメディアで取り上げられ話題になっている。また各地から日本への感謝の声が上がっている。動物たちまでもこの感謝に一役買うことになるとは驚きだ。(編集:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)
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