在留外国人を国籍別に見てみると、最も多いのは中国人だ。およそ3分の1が中国人と言われ、2020年末の在留中国人の数は約77万8000人に達した。
動画を配信しているのは、大阪に住む中国人留学生で、自身や友人の経験を基に「中国人が住むならどこが良いか」を紹介している。この男性は、よく「日本に住むなら東京と大阪のどちらが良いか」という質問を受けるそうだ。これは単純に、東京と大阪が日本の2大都市だからだろう。中国でいう北京と上海のようなものだと理解しているようだ。
動画では、配信者が住んでいる街の様子を歩きながら紹介している。大阪の中心部から電車で15分あまりの場所だそうで、駅周辺にはスーパーやドラッグストア、食堂などが並び、小さいながらも商店街もあって生活が非常に便利だそうだ。重要な点として「物価と家賃が安い」と東京との最も大きな違いを伝えている。
大阪は中国人に人気の都市だが、東京に比べると大阪に住む中国人は意外と少ない。在留中国人が最も多いのは東京の23万人超であり、次に埼玉、神奈川と続き、大阪は7万人弱となっている。男性もそのことには気づいているようで、自分は大阪が住みやすくて気に入っているが、外国人が最も多いのは東京だと紹介した。
住むのに理想的な場所と人気の旅行先とでは、違いがあるのかもしれない。コメント欄には、「旅行するなら北海道が一番。次は大阪・京都。東京は人が多くて複雑で迷子になってしまう」という書き込みがあったが、こういう中国人は多いようだ。東京も大阪も、またその他の都市も、それぞれに違った魅力があると言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)