中国のポータルサイト・網易に2日、古代中国の4大発明に匹敵する現代日本の4大発明を紹介する記事が掲載された。
記事は、古代中国の4大発明が製紙術、羅針盤、火薬、印刷術であるとした上で、日本人にも市場で非常に普及し、中国はもちろんのこと全人類に幸福をもたらした4大発明があると伝え、日本人による4つの画期的な発明を紹介している。
まずは、炊飯器だ。日本や中国のように米を主食として食べる国では各家庭に必ずと言っていいほど存在し、毎日使用される家電製品であると紹介。これを最初に作ったのは1940年代末の日本企業であり、タイマー機能の付加など様々な改良が重ねられて現在の多機能な炊飯器に進化していったと伝えた。
2つめは、インスタント麺である。慌ただしく時間が過ぎていく現代の生活において欠かせない簡便な食品の一つであるインスタント麺は1958年に台湾出身の日本人、安藤百福氏が発明し、世界で初めて発売したのだと紹介した。
3つめには、旨味調味料を挙げている。その成分はグルタミン酸ナトリウムで水に溶けると強い旨味を出し、食塩と組み合わせるとその旨味が一層際立つとした。最初に作られたのは20世紀初頭の日本で、もともとは小麦や大豆の蛋白質に含まれるアミノ酸からグルタミン酸を抽出する製法だったが、その後デンプンの糖分やサトウキビの糖蜜を発酵させて作る方法が確立されたと伝えている。
そして最後の4つめは、特に現代の中国で日常生活に欠かせなくなっている二次元コードだ。記事は、日本企業のデンソーウェーブが1994年に開発した「QRコード」が二次元コードの発祥であると紹介。同社はQRコードの特許を取得したものの、コードの普及を目的として特許権を行使しない方針を示しており、誰もが無料で技術を使用できる状態であることを伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)