かつて日本は遣隋使や遣唐使を派遣して古代中国から多くを学んだ。当時の日本人は中国を非常に尊敬していたと言える。
回答の多くは、「日本人は強いものを崇める性質がある」としたうえで、「日本人はこれまで強い者を崇めてきたのだから、中国が強くなれば崇められるだろう」などの声が多くみられた。力で認めさせるとの考えの中国人が多いようだ。
また、他の回答としては「優秀な人物であれば、尊敬されるだろう」といったまともな意見があるかと思えば、「金持ちになり、権力さえ持てばどこへ行っても尊敬される」といった中国人らしい意見もあった。
さらに「相撲で強くなれば良いのでは? 日本人は力士をとても尊敬すると聞いた」、「流ちょうな英語を話せれば尊敬される」などの変わった意見もあった。確かに日本では力士の社会的地位は高いと言える。
非営利団体「言論NPO」と中国国際出版集団が2021年10月に発表した世論調査によると、中国の印象を「良くない」または「どちらかと言えば良くない」と答えた人は90%を超えたと報じられた。日本人の対中感情は、尖閣諸島(中国名:釣魚島)問題などで日中関係が悪化した2012年頃からずっと低い水準となっており、たとえ力で認めさせようとしても本当の尊敬を得ることは難しいだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)