免税店運営の世界最大手、中国旅遊集団中免(01880/香港、601888/上海)が10月20日、世界最大規模の単体免税店となる海南省の「海口国際免税城」を10月28日にオープンすることを発表した。
同社は1984年設立の国有企業で、2009年に上海メインボードに上場し、今年8月に香港への重複上場を果たした。
20日に発表した公告によれば、28日にオープンする「海口国際免税城」は完全子会社の中免(海口)投資発展有限公司が投資主体、中免(海口)国際免税城有限公司が運営主体となり、建物面積は28万平方メートル。海口市の西海岸エリアに位置し、交通中枢である新海港に近い。オープンすれば世界最大の単体免税店となる、海南自由貿易国建設のシンボル的プロジェクトだ。
同免税城は「免税+文化観光」の両輪による観光・小売総合施設づくりを目指し、消費者によるショッピング、消費、エンターテインメントのワンストップ需要を満たす。そして中国国内さらには世界の観光小売市場における競争力、ブランド力向上に取り組むという。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)