香港天文台は8日正午(現地時間、以下同)の時点で、暴雨警報で最高レベルの「黒色暴雨(ブラックレインストーム)警告」を引き続き発令している。規定に基づき、香港証券取引所は取引を終日中止すると発表した。

 黒色暴雨警告は7日夜に発令された。同警報の発令は2021年6月以来、約2年ぶり。暴雨は台風11号(ハイクイ)の余波が原因だ。7日夜中には香港天文台が設置された1884年以来、観測史上最大となる1時間当たり158.1ミリの非常に激しい雨が降った。
 香港政府も8日、「極端情況(エクストリーム・コンディション)」警報を発令。学校は全て休校とする。「極端情況」とは、台風や豪雨などによって大規模な停電、がけ崩れ、公共交通機関のまひ、浸水が発生または懸念されるとして、自宅待機を命じるもの。政府は午前の時点で、少なくとも午後6時まで、「極端情況」警報を維持する見込みとしている。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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