台風14号(コイヌ)の接近を受け、香港天文台は8日午後(現地時間、以下同)、台風警報「シグナル8」を発令した。9日朝の時点で、引き続き同警報を継続している。
天文台はさらに9日午前4時、暴雨警報で最高レベルの「黒色暴雨(ブラックレインストーム)警告」を発令した。
 台風は徐々に香港から遠ざかっており、風雨の勢いは今後弱まる見通し。9日午前6時45分時点の最新予報によると、天文台は午前11時40分に台風警報の警報レベルを「シグナル3」に引き下げる予定だ。
 これを受けて香港証券取引所は9日、「シグナル8」以上の台風警報発令に関する取引規定により、本日のプレオープニングセッションを中止すると発表した。香港天文台の発表に基づくと、前場の取引も中止となる見込みだ。
 「シグナル8」以上の台風警報発令に伴う香港証取の取引レギュレーションは次の通り(時間はすべて香港現地時間)。

(1)午前7時以前に警報が解除された場合:通常通り取引を行う。
(2)午前7時~9時の間に警報が解除された場合:プレオープニングセッションは中止。警報解除から2時間後に前場の取引を開始する。
(3)午前9時~11時に警報が解除された場合:前場の取引は中止。午後1時に取引を再開する。
(4)午前11時~11時30分に警報が解除された場合:前場の取引は中止。
午後1時30分に取引を再開する。
(5)午前11時30分~正午に警報が解除された場合:前場の取引は中止。午後2時に取引を再開する。
(6)正午以降に警報が解除された場合:終日取引中止とする。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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