『海角七号』は、敗戦とともに台湾から1人で引き揚げることになった日本人の男性教師が、愛していた台湾女性に宛てて書いたラブレターが、約60年の歳月を経て届けられるというストーリー。
「海角七号真実版」の主人公は現在、宮城県に住む日本人男性の島崎義行さん(90歳)と、かつて島崎さんが台湾で日本語教師をしていた時代に出会った10歳年下の台湾女性、陳明珠さん。2人はお互いに好印象を持っていたが、島崎さんの引き上げで離れ離れとなり、その恋は実を結ぶことはなかった。
日本に引き揚げて陳さんとの連絡は途絶え、日本人の女性と結婚した後も陳さんへの想いを断ち切ることができなかった島崎さんは、陳さんへの想いを綴ったラブレターをしたため、日本の出版社に投稿。当時の生徒にも助けを借りて陳さんの行方を探しているが、残念ながらまだ消息はつかめていないという。(編集担当:恩田有紀)
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