この話題を取り上げた新浪ニュースのユーザーコメントでは、「なんと頑丈なビル! このビルを建設した人に10万元(約130万円)贈呈!」、「(爆破解体失敗は)どうってことはない、(ビルの)品質が優れていただけだ」、「柳州市のビルは頑丈だなー」、「上海市の例のデベロッパーに解体をお願いしたら?」などの意見が寄せられている。
上海市の例のデベロッパー云々は、2009年6月、大きな話題となった上海市の建築中のマンションが「転倒した」件を揶揄したもの。中国では手抜き工事、いわゆる「おから工程」が問題視されて久しい。今回の爆破失敗は、爆破で解体できなかったことで逆に「中国においては珍しく手抜き工事されていないビルだったことを証明した」と受け止められたようだ。
解体できなかったもう一つの塔は、斜めに傾いたまま現場に残されたという。報道によれば、現地市民は「柳州市の“ピサの斜塔”として観光地として売り出せば」と冗談を言い合っているという。(編集担当:鈴木義純)
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