調査は2007年9月から2年間にわたり、北京や武漢、重慶など7つの都市で8万人の大学生を対象に行われた。調査では、60%の大学生が「性」に対して従来よりも開放的な考えを持っており、70%以上の大学生が婚前交渉に対して寛容的であることがわかった。
また、性行為の経験があると回答した14.4%の大学生のうち、性行為のたびに避妊を行っていると回答したのはわずかに28.7%だった。また、25%以上の大学生が「望まない妊娠を経験したことがある」と回答した。
また、8万人の大学生のうち、人間が妊娠するための条件やエイズの感染経路、正しい避妊方法などを知っていた大学生は50%ほどで、全体的に性に関する知識が欠乏している状況が明らかとなった。
これに対し、専門家は「近年、大学生が堕胎(だたい)する割合は急激に増加しており、大学生の年齢で性的欲求が高まるのは生理的なことである。各学校や政府関連部門は早急に性教育を行う体制を整えなければならない」と指摘した。(編集担当:畠山栄)
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