「ネット上に子どものオシッコが売られていますが、これは飲めるものなのでしょうか?」とこの話題が中国新聞網などのメディアによって取り上げられたのは今月中旬頃だった。あるサイトで子どもの尿を売っていることを市民が発見、メディアが調査に乗り出したところ複数のサイトで30元~300元(約400円~4000円)で売り出されていたものの、売れた形跡はなかったようだ。
複数のメディアに取り上げられたこの奇抜な商品、しゃれのつもりなのか本気で売っているのか、体にいいのか悪いのかなど議論が交わされる中、広東省のメディア・大洋網が30日に中国最大手のショッピングサイト・淘宝網で多くの「関連商品」が出品されていることを伝えた。
淘宝網のサイト内で「童子尿」と検索すると約80件ヒットし、そのうち30件以上は子どもの尿を売ることが明記されていたという。また、「8カ月童子尿」「エリート童子尿」「純母乳2カ月男児尿」「とっても元気、朝一番の童子尿(1歳もの)」などといった商品名やブランド名がつけられていた。いずれも1つ10ml~30ml入りで、安いものは0.1元(約1.3円)、高いものは9999元(約13万3000円)という高値がついていた。
淘宝網で実際に子どもの尿を出品しているネット店主の話によると、やはり今のところ1つも売れていないとのこと。出品者自身は医者や専門家ではなく、尿に対する知識もないという。「子どもの尿が体にいいかどうかはネット上にいろいろ書いてある。それを信じるなら買えばいいし、信じないなら買わなければいい」という態度のようだ。
子どもの尿に関しては、民間や古書中では美容や血圧低下などに良いと言われているようだが、専門家によればそのような薬理作用はほとんどない、と大洋網の記事では紹介された。また、同記事では実際に販売が行われれば『食品安全法』違反で摘発することになるという政府工商部門の関係者のコメントも掲載した。
実際に淘宝網をのぞいてみると、確かに数多くの「童子尿」が出品されている。しかし、商品の説明を読むと本気で売るつもりはなく、ある種のユーモアと考えるのが妥当のようだ。(編集担当:柳川俊之)
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