中国新聞網がこのほど、中国で結婚できずに売れ残っている女性「大齢女青年」が海外で高い人気を集めていると報じた。記事では、「現代都市に生きる女性たちの大部分は高学歴で高収入、外見もケチのつけようがないものの、男性に対する理想が高いことが災いし、婚期を逃している」と指摘した。


 晩婚化が進んでいるとはいえ、中国人の婚期は日本人よりも低いのが一般的だ。記事によれば、中国では25歳-27歳までの女性は、「売れ残り女性」としてはまだまだ「初級」レベルであり、勇気を振り絞って恋人探しを続ける女性もいるという。そして28歳-30歳になると「中級」レベルになるが、結婚できる機会はもう多くは残されていない。さらに、31歳-35歳となると「高級」へと昇級、35歳以上は「特級」になる。

 こうした中国の「売れ残り女性」がなぜ、米国をはじめとする海外で高い人気を集めているのだろうか。記事では、中国で売れ残った女性がモテる理由を6つ挙げている。

 1つ目の理由は、外国人男性から見ると、中国人女性は伝統的かつ保守的な良妻賢母の女性に映るため。2つ目の理由は、中国の飛躍により、中国人も受け入れられつつあること。米国人男性にとって、中国人女性と結婚することは誇るべきことですらあるとした。

 記事が3つ目の理由として挙げたのは、米国には中国人の売れ残り女性がほとんどいないという稀少価値だ。米国には300万人もの華人・華僑がいるが、28歳から35歳までの独身の中国系女性はあまりいないのが現実だという。続けて4つ目の理由として、中国人女性は体が小さく、外観からは年齢も分かりづらいことを挙げた。


 5つ目の理由は、「大齢女青年」は高学歴、高収入で頭も良く、米国人男性から見ると、自信に満ちあふれた女性に映るという。そして6つ目の理由として、記事では、外国人は新しいもの・新しい事・個性的なものを好む傾向があり、中国人からすれば敬遠する対象の「大齢女青年」も、外国人の目からすれば「絶世の美女」に映ることを挙げた。(編集担当:畠山栄)

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