中国では22日からの中秋節3連休が終了、10月1日の国慶節までこの週末返上で1週間仕事平日が続く。今年も、中秋節にはおびただしい量の月餅が行きかい、食べきれずに持て余している家庭も多いようだ。
だからといって捨ててしまうのはもったいない、というわけで、月餅を有効に「リサイクル」する方法が生み出されている。中国新聞網が伝えた。

 会社から、親戚から、友人から…冷蔵庫には食べきれなかった月餅が40個ほど並んでいるという若い女性の悩みを解決すべく、近所に住むベテラン主婦たちがその「解決法」を伝授した。まず、小豆やナッツ、ナツメといった甘い餡の月餅について。油が多く含まれている月餅の皮は体に悪いので捨ててしまい、餡だけを取り出してあんまんを作ったり、お粥の具にしたりする方法が紹介された。ベテラン主婦によると、月餅の餡で作った甘いお粥は格別においしいとのこと。

 中国の月餅は甘いものばかりではない。固まった卵黄が丸ごと入っていたり、ハムやチャーシューが入ったしょっぱい味の月餅も少なからず存在する。そんな月餅は「小さく切ってザーサイやネギのみじん切り、好みで唐辛子を加えて和える」というなかなか大胆な調理法が提案された。ベテラン主婦の話では「酒のつまみに最高」とのことだ。

 こうして、余った月餅を完璧に再利用して胃袋の中に収められればよいのだが…(編集担当:柳川俊之)

【関連記事・情報】
【中国人に聞く】商店で売れ残った月餅はどうなる?(2010/09/25)
消費者の「気になる!」“売れ残り月餅”どこへ行く?―中国(2010/09/24)
【華流】中秋節の過ごし方、ヴィッキーは産後初めて里帰り(2010/09/23)
重さ100キロの月餅が登場 4人の大人がやっと持てる大きさ=湖南(2010/09/21)
月餅は一日どれくらい食べてもいい?(2010/09/20)
編集部おすすめ