関連部門の統計データによると、省内の2009年飲酒運転取り締まり件数は15,889件、飲酒運転事故件数は741件、飲酒運転事故死者数は213人、負傷者数は836人。
今回の修正稿では、酒気帯び運転に対し、6カ月の免許停止処分と罰金1000元が課せられる。1年以内に再び酒帯び運転をした場合、向こう5年間の免許停止処分となる。酒酔い運転については、罰金2000元と5年間の免許停止処分が課せられる。酒酔い運転が2度に及ぶと、運転免許は永久に剥奪される。飲酒運転に対する現行の処罰は、酒気帯び運転が罰金300元、酒酔い運転が罰金1500元。
刑法修正案(8)草案がこのほど、第11期全国人民代表大会常務委員会で初めて審議された。このうち、「飲酒運転に関する刑罰」が広く世間の注目を浴びている。今年4月1日に施行された「中華人民共和国道路交通安全法」規定によると、酒気帯び運転に対し、1カ月以上3カ月未満の免許停止処分と200元以上500元以下の罰金が課せられる。酒酔い運転は、15日以下の拘留処分、3カ月以上6カ月未満の免許停止処分、500元以上2000元以下の罰金が課せられる。1年以内に再び酒酔い運転をした場合、5年間の免許停止処分が適用される。広東省の規定は、国家規定よりはるかに厳しい。
修正稿では、最近頻発している市街地道路や高速道路での違法なカーレース催行やハイスピードでの走行、偽造ナンバー・プレート使用やナンバープレートカバーの装着など行為に対し、処罰規定が定められた。
また、修正稿によると、自動車登録証明書、ナンバー・プレート、走行証明書、自動車検査証、自動車保険証券、運転免許証を偽造・変造した者、あるいは偽造・変造された証明書類を使用した者に対し、偽造・変造証明書類を取り上げ、罰金2000元が課せられる。(編集担当:松本夏穂)
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