中国経済研究センターが、大手検索サイトの百度などと共同でニュース記事を調査したところ、創維製テレビの爆発は2009年7月25日現在、22件が報じられていることが分かった。第2位の海信の5件、第3位の廈華および長虹の4件と比べて、際立って多い。
中国では「液晶テレビはCRTテレビに比べて爆発しにくい」とされているが、創維製テレビは液晶の場合でも配電部分などが爆発を繰り返しているという。
中関村在線にも、創維製テレビが爆発したとのユーザーの報告が、しばしば寄せられる。「2月7日に爆発した」と写真付きで寄せられた報告によると、夜中に番組を見ていたところ、破裂音が鳴り響いて画面が砕け散ったという。2007年12月に購入した創維の37インチ液晶テレビだった。
インターネットには「創維製品は、あてにならないことで有名」、「国産品を支持するが、オタク(創維)は別。クズの製品」などの声も多く寄せられている。
2009年9月には、香港当局が「創維製のテレビは安全検査に合格していない。感電の恐れがある」と発表した。中国で9月末から10月上旬は、10月1日の国慶節(建国記念日)に伴う大型連休で、家電製品などが売り上げを伸ばす時期だ。
記事は最後の部分で、「テレビの爆発や感電、その他の不具合に遭遇したら、報告してほしい」と、投稿ページを紹介した。(編集担当:如月隼人)
【関連記事・情報】
・テレビが爆発…番組見ていたら画像消えて火を吹く=上海(2011/02/01)
・電磁調理器が爆発…「一生使っても壊れません」と販売=北京(2011/01/27)
・電線ドロ「ショート・爆発」に驚き“御用”…南京で懲役4年(2010/02/09)
・送電線を盗もうとして感電、体から火花・大やけど=南京(2010/10/06)
・<新型インフル>中国初の死者、実は「感電死」と断定(2009/07/05)