湖南省中部の冷水江市は、アンチモンの生産量は世界全体の60%を占め、「世界のアンチモンの都」と称されており、地元政府は生産高計100億元のアンチモン産業群の建設を目指している。中国新聞網が伝えた。

 
 冷水江市委員会の書記の劉小龍書記によると、同市は市外企業との連携や市内アンチモン業界の再編統合などを通じ、目標を5年以内に達成するよう目指すという。

 アンチモン埋蔵量の世界トップの冷水江地区では、113年の歴史を持つ世界最大のアンチモン製品メーカー、錫鉱山閃星〓(金へんに弟)業有限責任公司が中国五鉱集団などと提携。生産高の50億元への引き上げを目指している。これにより、市全体の100億元の目標達成をけん引する考えだ。

 湖南省中部の冷水江市は、アンチモンの生産量は世界全体の60%を占め、「世界のアンチモンの都」と称されており、地元政府は生産高計100億元のアンチモン産業群の建設を目指している。中国新聞網が伝えた。

 冷水江市委員会の書記の劉小龍書記によると、同市は市外企業との連携や市内アンチモン業界の再編統合などを通じ、目標を5年以内に達成するよう目指すという。

 アンチモン埋蔵量の世界トップの冷水江地区では、113年の歴史を持つ世界最大のアンチモン製品メーカー、錫鉱山閃星〓(金へんに弟)業有限責任公司が中国五鉱集団などと提携。生産高の50億元への引き上げを目指している。これにより、市全体の100億元の目標達成をけん引する考えだ。

 同市はまた、アンチモンの国際市場での価格形成面での発言権を拡大するため、市内の業界再編を進める方針。これまで市内にはアンチモン関連会社が乱立し、過当競争による値崩れを招いて、「世界のアンチモンの都」にも関わらず国際市場で劣勢に置かれていた。


 このため冷水江は全市でアンチモン精錬企業75社、小規模選鉱所145カ所、焙焼炉106基、生産能力17万4千トンを廃棄した。この上で地元政府が1億2千万元を出資し、残った7社の技術改造を行った。

 半年にわたる再編統合を経て、冷水江はアンチモン製品の国際価格決定に関わる発言権を取り戻し、1トン当たり価格は3.8~4万元から10万元に上昇した。(編集担当:松本夏穂)

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