本人がまず売春し、その後他の友達を紹介、その少女も他の子を紹介していくという方式で、紹介料は1人当たり300元(約3600円)ほど。最大で、数千元稼いだ少女もいたという。一人の少女は、客から事後に1400元(1万6800円)を受け取り、15%にあたる210元を紹介料として納めた。
現地検事は、「上海の一部少女は日本や台湾などの腐敗した文化の影響を受け、その行為はいわゆる“援助交際”のひな型となっている」と指摘。「これら売春や紹介に参加している女学生は、専門学校生などもいるが、(前者と比べ優等生とされる)普通の高校生もいる。性取引に恥ずかしさはなく、家庭が貧しいわけでもない。愛情に飢え、ショッピングを楽しむ、そのためにわずかばかりの金銭を得たいがために行っている」などと語った。
また、比較的固定客が多かったのも特徴で、検挙されたうち7人の客はお互い面識があったという。客が客を紹介し、その客からも紹介料を取って“商売”が成立していた実態も浮き彫りにされた。
検挙された少女はほとんどが上海戸籍で、地方や農村出身者ではなかった。