日本は海上自衛隊と航空自衛隊に重点を置き、巨額の防衛費を新型作戦艦艇の建造や新型戦闘機の開発にあててきたが、陸上自衛隊の装備開発を怠っていたわけではない。中国網日本語版(チャイナネット)は6日付で、日本は都市戦向けに設計した新型中距離多目的誘導弾を配備したと報じた。
以下は同記事より。

 過去に陸上自衛隊が配備していた79式、87式などの対戦車誘導弾は三脚を使って発射することから、機動性が悪く、作戦中迅速に必要な陣地に到着することや、発射後の迅速な移動、反撃回避ができなかった。また、近代の作戦では建物や掩体など多種な目標への攻撃などミサイルシステムに新たな要求が突きつけられるようになった。そのため機動性が高く、多目的に使える新型ミサイルシステムの開発が陸上自衛隊の重要項目となった。

 実際、新型中距離多目的誘導弾は、自衛隊が都市戦向けに設計したもので、戦車など重装甲の目標の攻撃だけでなく、揚陸艦や建築物、堅固なバリケードおよび敵の歩兵部隊に有効な攻撃を加えることができる。

 自衛隊のミサイルシステムから、こうした中距離多目的誘導弾の制動・発射システムはいずれも日本が米軍のハマーをまねて製造した高機動車に搭載され、機動性がかなり高いことがうかがえる。

 こうした中距離多目的誘導弾の具体的な技術データは機密事項だが、推測するに、こうしたミサイルは高解像のテレビカメラやミリメータウェーブレーダで目標を捜索でき、制動方式が赤外線画像方式とレーザー誘導方式の2種類あり、かなり先進的な性能を備えているだろう。(編集担当:米原裕子)
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