これまでもっとも多かったのは2010年度の96回。国別では、ロシア機に対する発進回数が2010年度より17回減ったものの、247回でもっとも多かった。
スクランブルの総数は425回で、20年ぶりに400回を超えた。中国機に対する発進回数の増加が原因で、総数が増える結果となった。
防衛省統合幕僚監部によると、中国機はおもに南西諸島付近など東シナ海の空域を飛行。「飛行経路が多様化し、情報収集機が目立つ」としている。11年9月には中国機は尖閣諸島(中国名:釣魚島)の北100~150キロまで接近したケースもあり、空自南西航空混成団(那覇)の発進回数が急増した。(編集担当:米原裕子)