東京スカイツリーの開業にあたり、中国メディアは「世界最高の電波塔」、「日本の夢」、「周辺地域に毎年3200万人の人出予想。1746億円の経済効果」など、同塔の規模や経済効果、展望のすばらしさなどを伝えた。
開業を喜ぶ日本人の姿を伝えたメディアもある。特に称賛したわけではなく、事実を客観的に伝えた記事だが、結果的には日本のイメージをアップする効果があると考えてよい。
一方、同塔の中国語名称については、記事によって「東京天空樹」、「東京晴空塔」と、まちまちの表記が使われることになった。
中国でも建設中から東京スカイツリーの話題が伝えられていた。当初予定の「東京天空樹」で紹介されていたが、同名称が中国で商標登録されていたことが2012年2月までに判明し、東武タワーススカイツリーは中国語名称を「東京晴空塔」に変更した。そのため、22日の報道でも、両名称が混在することになった。
中国新聞社は同塔を「634メートルの“天空樹”(晴空塔の訳語もある)と紹介した。名称変更が中国における「商標登録」だったことを伝える記事は、見当たらない。(編集担当:如月隼人)