記事は、同航空が発表した事故発生時の映像が世界を震撼させるとともに、専門家たちによる事故を分析するための焦点となったと紹介。
飛行機が正しい航路を離れたのち、同市内の鉄道駅や人口密集地域を相次いで避けつつ着陸地点を探していたこと、高度低下によりマンションに衝突しそうになった際には機長が瞬時に90度左に旋回させたほか、翼を橋に擦らせて速度を落とした後に最終的に川に墜落したことが映像から明らかになったと伝えた。
また、飛行機は同市をかすめただけで済んでおり、もし道路上に墜落していれば同市の交通の“大動脈”が破壊されたこと、墜落現場と高圧線鉄塔までの距離が50メートルしかなく、もし鉄塔に衝突していれば同市の半分の電力供給がストップする事態となったことを紹介した。
そして、墜落までの過程が発表されると「墜落事故で10人あまりの生存者がいたことに対して、ひとびとは信じられないという思いを抱いた」とするとともに、「機長が可能な限り生命を救い、被害を軽減させたことについて、世界が感動した」と機長の判断を賞賛した。(編集担当:今関忠馬)(写真は「CNSPHOTO」提供)
【関連記事】
台湾機墜落、前回フライトで機長が「エンジン異常」指摘、地上スタッフが罰金恐れ処理を先延ばしか
台湾で旅客機墜落、機体大きく傾け、主翼を橋にぶつけながら墜落
日本の「自粛文化」は極致の水準・・・「イスラム国」人質殺人事件で分かった
【台湾ブログ】情と恨みでつながる日本、それでも影響されっぱなし
「日本人に恩を感じる」 台湾人学生の主張に・・・「野蛮な台湾統治を忘れている」