中国メディア・今日頭条は8日、「中国人が学ぶべきこと 日本人の災害に対する精神と意志」と題した記事を掲載した。記事は、その突発性が人びとをパニックに陥らせる地震などの災害に対し、「冷静な心を持ち、強い意志を持つ民族がいる。それは、日本だ」とした。一方で、今の中国は豊かさと引き換えに危機感を失ってしまったと指摘し、「日本人だって死ぬのは怖い。しかし、彼らは損害を低減する術を知っている。そして、災害を前にして自らの精神状態を乱すことが他人にも影響し、さらに深刻な被害を生むこともはっきりと認識している」と説明。「正しいやり方をすれば被害を避けられると信じ、不屈の精神によって希望の火を灯す。そしてあきらめない。われわれは、この点で確かに日本人から学ぶべきではないだろうか」と訴えている。
9月の強い台風で、福建省アモイ市が大きな被害を受けた。韓国でもこれまでにない規模の大きな地震が発生し、先日の台風では沿岸部が被害を受けた。
そして残念ながら、中国で起きる災害は「自然災害」だけではない。現代の日本人にはにわかに信じがたい頻度で、道路の陥没や大小さまざまな爆発事故が起きている。予知や対策が難しい自然災害に対して、崩壊、崩落、爆発といった「人災」はいくらでも対策を講じることができる。しかも、自然災害が起きた際に人災が重なれば、出さなくても良かった甚大な被害が生まれる可能性もある。まずは人災の発生を最小限に食い止める努力をしなければなるまい。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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