文章は「中国女子卓球がアジア選手権シングルスで金メダルを失ったことで、国内では巨大な反響が起こった。わが国最大の新聞『人民日報』も評論を発表し、中国女子卓球界は長期的な優位によって心理的な慣性を生み、行動上の惰性をもたらしたと指摘している」と伝えた。
また、人民日報が「ウサギとカメ」の物語を引用し「中国女子卓球界はこれまで波風を受けることが少なすぎたことで、ビッグマッチにおける心理的な優位性がますます顕著となった。そして、万一の時の準備が口先だけのものとなり、たまたま遭遇した逆風にうまく対応できなくなってしまった」と論じたことを紹介。さらに「自分で警戒心を持つことは難しく、外からの喚起が必要。この点において、日本の大きな進歩は良いことだった。今回金メダルを失ったことは、中国卓球界への警鐘にもなったし、実力のあるライバルにとっての励みにもなったのだ」としたことを伝えている。
記事は最後に「もちろん、全体的な実力でリードする中国女子卓球は、考え方を十分に重視し、絶えず自分に鞭を打っていれば、優位性を取り戻すことは難しくないはずだ」とした。
記事を読んだ中国のネットユーザーからは「人民日報が言いたいのは、おごる兵は必ず敗れるということだな」、「善意ある批評。重視されるといいのだが」という意見が見られた。一方で「1つの大会で負けただけで人民日報が批評するほどの問題か。
天下の人民日報が評論を掲載する点から、平野の勝利が中国国内にもたらしたインパクトの大きさが感じられる。同時に、中国のスポーツ選手たちがいかに国や中国共産党からのプレッシャーを受けながら戦っているかも伺える。中国卓球界は必ずや今回の敗戦をバネに強化を図ってくることだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Stefan Holm/123RF)
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