今も経済成長を続ける中国では、すさまじい勢いで人びとの暮らしが変化している。中国では現代の中国人の生活に浸透し、「なくてはならないもの」になった「高速鉄道」、「モバイル決済」、「シェアサイクル」、「ネット通販」の4つは「中国の新4大発明」と形容されている。


 「中国の新4大発明」は正確に言えば、いずれも中国で発明されたものではない。だが、日本には真の意味で、中国人はもちろん、世界中の人びとにとって「なくてはならないもの」となった発明が数多くある。中国メディアの今日頭条は6日、「我々の生活を便利にしたこれらすべてのものが日本で発明されたものだった」と紹介する記事を掲載した。

 まず記事は、中国人の生活になくてはならないものとなっているものとして、自撮り棒を紹介した。日本でも若い世代を中心に自撮り棒で写真を撮影している人をよく見かけるが、自撮り棒は1980年代に日本人が発明したものだ。中国でも自撮りが大好きな人が多いため、観光地などは自撮り棒を使っている人をよく見かける。

 次に紹介しているのはカラオケだ。カラオケも1971年に日本で生まれたものだと言われる。中国ではカラオケ店はKTVと呼ばれ、多くの中国人にとって非常に身近な存在だが、中国ではまるで公衆電話のボックスのような「1人カラオケボックス」なるものも登場している。

 さらに記事は、スマホでのコミュニケーションにおいてなくてはならない「絵文字」や、中国人にとっても非常に身近な「インスタントヌードル」、「家庭用ゲーム機」、「携帯音楽プレーヤー」、「家庭用ビデオデッキ」、「電気炊飯器」、そして「新幹線」を日本が発明した生活を便利にした発明品であると紹介した。

 これに対して、中国のネットユーザーからは、「日本の工業設計や匠の精神は学ぶ価値がある」といった声が数多く寄せられた。こうして見てみると、記事が紹介している日本の発明品は確かに中国人はもちろん、現代の人びとにとってなくてはならないものであり、日本人のイノベーション能力の高さを改めて思い知らされるものばかりだと言えよう。
(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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