この中国人学生は27歳の女性で、日本にやって来て2年だという。「日本留学でもっとも難しいのは、いろいろな日本人に中国について説明することだ」と、この学生は語っている。
そして、「留学して間もなく、私が食事をしているのを見た日本人が『中国人も箸を使うのか』と言われて驚いた。箸は中国人が最初に使い始めたものだろうに。その後、このようなケースが次から次へと出てきて、私は多くの日本人が中国に対して非常に限定的な理解に留まっていることに気がついた」とした。
また、「彼らは中国人留学生について、みんなお金持ちだと思っていて、私のように欧米に留学するお金がないから日本留学を選ぶ人がいることを知らない。そして、北京と上海しか知らず、他の地方都市は全て農村だと思っている人もいるし、上海が中国の首都だと思い込んでいる人もいる。中国全体の空気が汚いとも思っている。さらに閉口したのは、中国人は全員卓球が上手だと思い込んでいること。9歳の女の子と卓球をして負けた時に、その子から『中国人じゃないの?』と言われた」と吐露している。
学生はさらに「日本人と何度か口ゲンカをした。居酒屋のバイト中にお客さんともやったし、道行く人ともケンカした。
日本には中国に対してポジティブな見方をする人もいれば、ネガティブなイメージを持つ人がいる。しかし、両者よりも遥かに多いのが、中国に対して興味や関心を持っていない人たちだ。中国や中国人に対する無知や無関心は、時として日本にやって来た中国人を「悪意のない中傷」に苦しめることになる。これだけたくさんの中国人が日本にやってくるようになった今、日本の社会はもう少し中国について知ろうとする努力をしてもいいのではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
【関連記事】
中国人女性が、日本で1年間「公務員」として働いて感じたこと=中国メディア
日本で5年間生活して感じた、日本人のさまざまな「生態」=中国メディア
日本に行って受けた、最大のカルチャーショックって何? =中国メディア
少なくとも3000語!? われわれが日常社会で使っている言葉の大部分が「日本語」だった!=中国メディア
名探偵コナンのシーンに見る、日本と中国の小学校の違い 一番大きな違いは・・・=中国メディア