中国メディアの捜狐は23日、日本と中国の道路を比較し、両国それぞれに違った特徴があることを紹介する記事を掲載した。

 中国の道路は「その幅の広さ」が顕著な特色となっており、日本とは対照的な部分ということができる。
特に幹線道路でなくても、片側の車線だけで3列あるのが普通で、十分広く感じるが、ラッシュ時になると慢性的な渋滞が発生する。また、自動車以外にオートバイ、電動バイク、客を乗せる三輪車や自転車など様々な乗りものが無秩序に道路を走るので、広いはずの道路はいつも車両で溢れかえり、至る所でクラクションが鳴り響く。

 それゆえ、中国人が日本の道路の様子を見て「日本には渋滞がないのはなぜか」と驚くほど車がスムーズに流れているが、それは交通量の違いの他に、ドライバーのマナーも関係しているのかもしれない。

 一方、日本の道路について中国人の印象は「道路わきに建物が非常に多い」というもののようだ。日本の道路の狭さだけでなく、道路に沿って建物が並ぶ様が圧迫感を与えるようである。その他、日本を訪れる中国人観光客の多くが口にするように、「道路の清潔さ」も日中の大きな違いの1つとして挙げることができるだろう。

 また、「道路の質」について比較するなら、中国の道路はコンクリートの物が多く、耐久性に優れてはいるが、アスファルトの道路と比べると走り心地が劣る。更に、コンクリートで作られていても補修の必要な個所が多く、中国で車を運転する際は、日本よりも路上の状態に注意を払う必要がある。

 こうして見ると、道路一つとっても交通事情を含めて様々な違いが存在することが分かる。海外を訪れて初めて知ることのできる、文化や習慣の違いを楽しむのも興味深い体験と言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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