それゆえ中国人が日本のメディアの報道を見ると「なぜ日本のメディアはネガティブなことばかり報じて、ポジティブなことは報じないのか」と疑問を抱くようだ。中国メディアの今日頭条は20日、中国人が日本の新聞や雑誌、テレビ番組を見ると「経済でも政治でもネガティブな情報ばかり」であることに驚くと伝えている。
記事は、日本では政治のトップである首相に対しても批判的な報道がいつでも見られると紹介したほか、社会面や経済面でもスキャンダルや事件などの報道ばかりだと紹介。特に経済面では「ポジティブな話題を探すのは難しいほど、ネガティブな報道ばかり」だと紹介。また、日本人とビジネスの話をしてみても「リスクの話ばかり」だと強調し、メディアも「日本の自動車メーカーがどれだけ優れた技術を持っていても、報じるのは技術の優位性ではなく、ねつ造や改ざんといったスキャンダルばかり」だと主張した。
一方、日本人が「ネガティブなことばかり報じて、ポジティブなことは報じない」理由は、日本人の危機意識によるものだと主張。事件や問題などを集中して報じることで改善を促し、同じ問題が繰り返されることを防ぐ効果が期待できることを強調したほか、日本人とビジネスの話をした時にリスクの話ばかりになるのも「日本人がそれだけ慎重な証拠」であるとし、「備えあれば憂いなし」という言葉を実践しているのだと主張した。
また記事は、日本では悲観的な報道が多い時は「ブレークスルーを模索している時」であり、楽観的な報道や自画自賛ばかりの時は逆に「崩壊が近い証拠」だという話を聞いたことがあると紹介。それゆえ、日本で報じられている日本経済の悲観的な内容を「中国人は鵜呑みにしてはならない」と主張している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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