中国メディアの捜狐は18日、日本のアニメのなかには、日本人の生活について「外国人の誤解を招く内容」のものが含まれていることを紹介する記事を掲載し、現実とアニメの世界の差異について紹介している。
記事はまず、日本のアニメでは登場人物が大きな家に住んでいる設定を見かけるとし、それゆえアニメファンのなかには「日本では誰もが大きな家に住んでいる」と誤解している人もいるだろうと主張。だが、小さな島国で地震も多発する地域であるゆえ、家の多くは小さく、大きな家に住める人はごくわずかだと主張した。
さらに、「日本では床の上に直接布団を敷いて寝ている」と誤解している人も多いと紹介。中国の家は床がタイル張りであることが多いゆえ、床の上に布団を敷いて寝ると聞いたら多くの人が驚くだろうが、日本で布団を床に敷くことができるのは畳の部屋である場合が多く、そもそも近年はベッドで寝る日本人は少なくないことを紹介した。
また記事は、中国人のアニメファンから見た日本の印象は「アニメ天国のような国」だとしながらも、本当の日本の姿は「秋葉原など一部の地域だけがアニメの聖地であり、そのほかにはディープな世界は存在していない」と主張。日本を訪れた際、他人にアニメの話題を振ると「オタク」として白い目で見られる可能性があると伝えた。ちなみに「オタク」は中国語で「宅男」、「宅女」と表記する。
アニメや漫画を通して日本を好きになってくれることはうれしいことだが、アニメの世界がそのまま日本の姿であるとは限らないことも知ってほしいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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