中国メディア・東方網は5日、先日中国を訪問して中国体操協会との交流を行った日本の体操界の第一人者・内村航平選手が「中国の選手たちは命がけでトレーニングしていた」と語ったことを伝えた。

 記事は、「日本の体操代表選手が中国を訪れて交流を行ったことが、多くの人の注目を集めた。
何と言っても両国は体操界におけるライバルだ。それにもかかわらず胸襟を開いて互いに学びあったのだ。すでに日本の選手たちは帰国したが、彼らは大きな収穫を得たようだ。個人総合王者の内村も、中国体操界が強い秘密を知ったと語った」と紹介した。

 そして、五輪をはじめとする国際的な大会の個人総合で何度も金メダルに輝いた内村選手が中国選手について、「とても一生懸命練習しているのが最も深い印象に残った。通常の休暇もなく、春節すら休まないでトレーニングしている。自分は自分に対して厳しい要求を課してきたが、中国選手が命を懸けて練習しているのを見て、自分にはまだまだ足りない部分があり、彼らか学ぶ必要がある」との考えを示したことを伝えている。

 そのうえで、「内村の目には、中国の選手たちはすべての精力をトレーニングに投じているように見えたようだ。また、疲労の回復や技術の強化などにおいて、日本が学ぶべき点を見つけたようだ」と説明した。

 記事はまた、今月11日には今度は中国代表の選手たちが日本を訪れ、東京のナショナルトレーニングセンターで日本の選手たちを2回目の合同練習を行うと紹介。「両国の体操界にとって、互いに進歩し高め合ういい機会になるだろう」としている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)



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