中国メディア・東方網は、日本の高速道路を中国と比較して紹介する記事を掲載した。記事によれば、高速道路の路面だけでなく、道路両側の整備の仕方にも中国が学ぶに値すべき点があるという。


 記事は、「日本は国土面積37万平方メートルに対して高速道路の総延長がすでに8000キロメートルとなっており、世界の中でも高速道路の密度が高い国である」と紹介。そして土地の狭さゆえに高速道路の幅は中国ほど広くなく、大概の道路は片側2車線で、片側3車線ある高速道路は一部であると指摘した。

 一方で、道路の周囲には中国のように目立つ広告が林立したり、スローガンのようなものが無数に張られていたりということがなく、ドライバーの注意力が看板などによって削がれることがないとした。また、道路の両側には人工的な形跡が目立たず、路肩に多く植物が植えられているなど、道路と自然を上手に調和させていると伝えた。

 さらに、日本ではETCシステムが非常に普及しており、料金所における渋滞が最大限度軽減されていると指摘。高速道路の渋滞の3割は料金所で発生するが、ETCの導入により料金収受の効率が2-3倍に向上したと説明し、この点においては相変わらず料金所で激しい渋滞が起こる中国とは比べようもないとしている。

 このほか、住宅地の近くを走る高速道路の両側には防音カバーがついており、近隣住民に騒音の影響を与えない配慮がなされていると説明。そして、道路も走行する自動車もとてもきれいであり、「これはおそらくドライバーのモラルやマナーと関係あるのだろう」と評した。

 記事はまた、車線などのラインがどこも新しく引かれたかのようにはっきりしているほか、路面のメンテナンス状態も良好で、陥没や裂け目がほとんど見当たらないとしたうえで「この点には賞賛せざるを得ない。そして、日本から学ぶ非常に多いのである」と結んでいる。(翻訳担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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