中国メディア・今日頭条は27日、日本の神社でお守りを買う時に注意すべきことを紹介する記事を掲載した。お守りは美しい装飾品として中国人をはじめとする外国人観光客に人気なようだが、記事はお守りがあくまでも神様が宿った神聖なものであることを認識すべきだとの考えを示している。


 記事は、日本旅行で寺や神社に参拝するのが外国人観光客にとって必須の行程の1つになっており、参拝を終えた後でみんな記念にお守りを買うのが好まれていると紹介した。

 そして、日本のお守りは恋愛や結婚、健康、厄除け、学業成就など多種多様であり、自らの願いをかなえるだけでなく、友人の幸福を祈ることもできると伝えた。その一方で「われわれは往々にしてお守りに関するタブーを軽視してしまっているのだ」として、4つのタブーについて言及している。

 まずは、お守りの中を絶対に開けないこと。中には護符が入っているが、一旦中身を空けてしまうと神様の力は消えてしまい、お守りの効果もなくなってしまうとした。そして、また何よりも、中を覗こうとする行為は神様へのリスペクトに欠けるものだと説明した。

 次に、一度に大量のお守りを買い過ぎないこととした。多くの観光客が次になかなか来られないだろうとすべての種類のお守りを買っていこうとするが、あらゆるお守りを買えばその効果が全部現れるとは限らず、願いが多すぎれば神様はどれを叶えたらいいか迷ってしまうのだと伝えている。

 さらに、自分の願いのために購入したお守りを、他人に渡して願い事をさせてはならないと説明。このようなお守りは効力を失い、ただの装飾品になってしまうとした。

 そして最後に、日本のお守りの有効期限は大体1年だが、1年が経ったからといって普通のゴミと同様に捨ててはいけないとした。これは神様に対する不敬に当たるため、日本に行く機会があるならばちゃんとお守りを購入した神社に返すべきだと説明した。
また、日本に行く機会がない場合は日本の神社あてに郵送するか、塩を入れるなどお清めをしたうえで処分した方が良いと伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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