中国メディア・東方網は24日、古代より中国で高貴な花として珍重されてきた菊の花について、その栽培文化や鑑賞文化は今や日本の方が上を行っているとする記事を掲載した。

 記事は、菊について、中国の十大名花の1つであるとともに、花の「四君子」(蘭、竹、菊、梅)の1つとして、中国でも大変愛されていると紹介。
そのイメージは高貴なもので、俗世から遠く離れた印象を抱かせるとしたうえで、「菊を鑑賞することにかけては、日本の専門性には全く及ばない」と伝えている。

 そして、日本では大陸から菊の花が伝わって以降広く愛され、皇室のシンボルになっているとするとともに、毎年秋になると全国各地で様々な菊の鑑賞イベントが開かれるのだと説明した。

 記事は、菊の鑑賞イベントでは特設の会場に丹精込めて育てられた見事な菊の花が展示されているほか、菊の栽培コンテスト、抽選活動などさまざまな付帯イベントも行われて非常に盛り上がりを見せると紹介。毎年、鑑賞イベントの会場には多くの人出があり、多種多様な菊の花の美しさに賞賛が浴びせられるのだと伝えた。

 日本で花を鑑賞するというと、やはり春の桜が中国人にとっては一番印象深いようだ。一方で、近ごろでは「日本で美しいのは桜だけではない」として初夏の藤の花や秋の紅葉などが紹介されるケースも増えている。記事は、秋に日本旅行をする中国人観光客は是非素晴らしい菊の花の鑑賞イベントに足を運んでみるべきだとした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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