中国メディア・網易体育は20日、卓球ブルガリアオープンの男子シングルスで日本の張本智和選手が中国選手を破って優勝を果たしたのと同じ日に、妹の張本美和選手も中国の大会で優勝したと報じた。

 記事は、19日に兄の智和選手がブルガリアオープンで中国の趙子豪を破って優勝を果たすと、その日の夜に妹の美和選手が中国で開かれた第1回日中少年少女卓球チャレンジ大会の女子U11-12シングルスで優勝して「きょうだい同時優勝」を実現、中国卓球界に再び警鐘を鳴らす結果になったと伝えた。


 そして、日本と中国の次世代選手間の交流と育成を目的に今年初めて行われた日中少年少女卓球チャレンジ大会を見た中国代表のコーチが、日本勢について「試合経験が中国の子どもたちより多く、試合で一層リラックスしている。そして、日本選手は攻撃のバリエーションが多く、特にサーブでの変化が多い」と評したことを紹介している。

 また、小さいころから試合に多く出場している日本の選手は、基礎トレーニングを主体としている同年代の子どもたちに比べ、年齢が上がるにつれて卓球に対する理解という点で差が出てくるとの見方も出ており、中国のコーチが「日本の各世代における育成手法は、張本きょうだいのようなジュニア選手を輩出した。日本の経験と成果を鑑み、われわれも幼い段階からの育成に取り掛かるべきだ」と語ったことを伝えた。

 基本的な能力はもちろん大切で、その積み重ねが後々大きな財産になることは間違いないが、同時に実戦の場でないと学ぶことができない部分もたくさんある。チャレンジ大会はU7-8、U9-10、U11-12の3クラスに分かれて行われたが、男女シングルスの優勝は日本人3人、中国人3人で分け合った。両国のジュニア育成交流をきっかけに、両国だけでなく世界の卓球界全体のレベルアップにつながることに期待したい。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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