中国メディア・東方網は3日、日本と中国と韓国でそれぞれ用いられている箸の違いについて紹介する記事を掲載した。

 記事は箸について、東アジア文化圏で広く用いられている食器であり、古代中国文化の影響を受けた日本や朝鮮半島の人びとも箸を使って食事すると紹介。
一方で、歴史の流れに伴う現地化の影響により、今では箸の形状や材質が日中韓の3カ国でそれぞれ異なると説明した。

 そして、日本の箸は短く先端が尖っており、主に木製であるとした。中国の箸は長くて厚く、木やプラスチックが使われるとし、韓国については平らでもっぱらステンレス製の箸が用いられると紹介している。

 また、日本の箸が尖って短い理由として、食べる時に器を持ち上げること、魚の身がほぐしやすいこを挙げた。中国については油っこい料理が多いため、しっかりと挟める形状になっているとし、韓国については豆を挟みやすいように、また食べ物を切り分けやすいように平らになっていると説明した。

 さらに、扱いやすさについては、一番短くかつ滑りにくくなっている日本の箸が外国人にとっても最も使いやすいと評価。中国の箸は長いために扱いづらく、韓国の箸は平らなうえに重いため慣れるのに時間がかかると伝えている。

 記事はさらに、朝鮮半島でステンレスの箸が使われる理由の一説にも言及。かつて朝鮮半島の貴族たちが金や銀の箸を使っており、その風習が今では庶民にも広がり、安価で変質しにくいステンレスが広く用いられるようになったと説明した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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