中国メディア・東方網は8日、300年間眠っている富士山が噴火したらどうなるのかについて紹介する記事を掲載した。

 記事は、記録に残っている中では富士山は西暦800年、864年、1707年の3回にわたって比較的大きな噴火があったと紹介。
そして、富士山は世界的にも大規模な活火山の1つであり、現在は休眠状態にあるとした。

 そのうえで、活動している火山は永遠の眠りにつくことはなく、いつかは「目を覚ます」時がやってくると説明。可能性が高いのは、付近で大きな地震が発生した際に眠っていた火山が目覚めて大規模な噴火を誘発することだと伝えている。

 また、火山の噴火には小規模なものから大規模なものまであり、大規模な噴火となれば日本の多くの場所が人の住むのに適さない場所に変わってしまうと説明。300年もの時間眠っていた富士山は少しずつエネルギーを貯め込んでおり、より大きな威力の爆発を起こす準備をしている可能性も否定できないとした。

 いつどの程度の規模で起きるか分からないものへの備えが難しいことは、2011年の東日本大震災で生じた被害を見ればわかる。実際に発生した時に想定し得る被害を考えるだけでも、富士山の噴火に対する各種の備えが必要だということは明らかだろう。

 今の美しい富士山の姿は永遠のものではなく、これまでに何度となく発生してきた噴火によって形作られ、今後の噴火によってさらに形を変えていくものであることを認識しておかなければならない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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