中国メディア・中国新聞網は9日、レバノンに逃亡した日産元会長のカルロス・ゴーン被告の記者会見で、唯一「あの日本のテレビ局」だけが会見場への入場を認められたと報じた。

 記事は、ゴーン被告が8日にレバノンの首都ベイルートで逃亡後初となる記者会見を開き、日産や日本の司法制度に対して猛烈な批判を展開したと紹介。
この会見では日本の大手メディアのほとんどが会場への入場が禁止されるなかで「普段、わが道を行くテレビ東京」だけが入場を認められ、会見の様子を生中継したと伝えた。

 そして、「テレ東」について、いつも他のテレビ局が揃って重大ニュースを報道するのを尻目に「われ関せず」とばかりにアニメや韓国ドラマなど通常の番組を放送し続けることで知られていると説明。今はいつもと「真逆」となり、「テレ東」だけが会見の様子を生中継したことに日本の視聴者たちは大きな驚きを覚えたとしている。

 記事はまた、会見場の前に陣取っていた日本メディアの記者が「テレ東の記者の名前が呼ばれた時には、日本の記者たちの間でどよめきが起きた」と語ったとも伝えた。

 今や「テレ東」は中国のネット上でもおなじみになっており、選挙特番や重大ニュース発生時の対応などで「独自路線」が見えるたびに、微博などのSNS上で「またテレ東が」と注目を集めるようになっている。中国のネットユーザーにはアニメを多く放送する独自路線のテレビ局という印象が強く、経済コンテンツに強みを持っていることはあまり知られていないようだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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